好きになってはいけない人。 確かに世間はそう云うだろう。 だけど、僕は好きになってしまった。 この気持ちを抑える薬があるなら、僕は迷わず手に入れたのだろうけど、生憎とそんな都合のいい薬は何処にも存在しなくて、誰も作れやしないから。 君を苦しめる罰と知りながら、僕はいつか受けるだろうその罪を償う覚悟だけを受け入れた。