喜と苦のあいだに絵と背と裸……


義足の貴族が規則を破って
帰宅の支度で忙しいから
木枠で囲った疑惑を飾って
築く肖像 気付く尚早
きつく焦燥 エトセトラ

奇特な客が鬼畜な曲で
気楽の逆もまたしかり

とかく規格が厳しい規約も
異国に帰国し坊主は屁をこく
迫る気迫で起爆をスイッチ
起伏は激しく達磨を転がせ

記録に登録 敢えて虚しく
記憶は遠退く 遇えて久しく
然りとて 喜も 苦も さもありなん