不機嫌なあやかし



ま、まずい、見られた!
雷はまだ眠っているのか、微動だにしないのが不幸中の幸い。


「や、ほら、ほら、あの〜……
この子は蒼樹にいさんから貰ったものだしい……この子といれば、にいさんといつも一緒……みたいな?」


「お前ほんとっ……!」


にいさんは昨日と同じ、例の片手で顔を覆い俯向くポーズをとった。


「蒼樹にいさん、やっぱり体調悪いんじゃ……。」


「いや、そんなんじゃないんだ。」


本当に、、?
蒼樹にいさん、何か無理してないかな?