不思議そうにするにいさん。


「ほ、ほら!
私は、蒼樹にいさんにもらったこの子を連れて行くから!
だから、安心して?」


雷を抱き寄せそう言った。


「っ〜〜!!」


にいさんは、言葉に詰まったようにしながら、さっきと同様、片手で顔を覆い、うつむいてしまった。