キーンコーンカーンコーン 「よっし、ギリギリセーフ!!!」 教室の扉を勢いよく開け放ち、肩で息をしながら机に着く。 みんなの「またかぁ笑」みたいな呆れた生暖かい目に、笑って誤魔化す。 「おはよう! 本当にギリギリだね。」 隣の席の瑠璃が、ニヤリと笑って言った。 天使みたいに可愛い瑠璃の、いたずらっ子みたいな笑い方。 瑠璃とは中学の頃から仲良しだけど、いつまで経ってもこの可愛さにはなれなくて、正直、女の私でもちょっとドキドキしちゃう。 確かにこれは、誰でもメロメロになるわけだ。