不機嫌なあやかし



雷獣が私めがけて飛びかかってくる!

どうにかしなきゃ!
どうにか、どうにか……
そうだ、もう一度封印できないかな!?

私は近くにあったテディベアをつかんだ。

それは、蒼樹にいさんが私の誕生日プレゼントにくれたものだ。
可愛いピンク色のリボンに、白で『for you』と刺繍がされてある。


「もう一度、
この子の中に『封印されてて!!』」


テディベアを突き出して叫んだ。