不機嫌なあやかし



「やっぱり、
見えるようになったのか。
仕方ない、予定より随分早いけど…。
……少し、話そうか。」


にいさんの顔はなおも険しい。


「何から話せばいのか……
えっと……
こいつは妖……妖怪とか怪異とかって呼ばれてる類のものだ。」


にいさんは、
足元のわんちゃんを撫でながら言った。


「あやかし……?
普通のわんちゃんみたいなのに。」


やっぱり、さっきの雷獣とかと同じことなんだろう。