不機嫌なあやかし



一階へいくと、
香ばしいトーストの良い匂いがした。
私が身支度をしているうちに降りてきたらしい蒼樹にいさんが、朝ごはんを用意してくれていたのだ。


「ほら、早く食べないと学校に遅れちゃうぞ?」


「うん、いただきまーす!」


う〜ん!バターがしみたトースト、おいしい〜!!!


「そんなゆっくり食べてたら本当に遅刻するぞ……
なんなら、車で送っていこうか?」


「え!?いいよ、いい!いい!」


私は慌ててそう言うと一気にトーストを口に詰め込んだ。