話を聞くと、どうやらさっきのお祓いの力が強すぎて、先輩は吹き飛ばされていたらしい。


先輩が言うには、私はちょっと力加減が苦手なんだろうって。
だからまずは勉強から始めるんだとか。


それで私はいま、東の庭に面している和室に通されている。



「じゃあ、資料をとってくるから、それまでくつろいでて。」



「はい!」