「だめだよ」 即答だった、 「僕はまだ君を信用したわけじゃないんだから。それに、」 先輩の指がぬいぐるみの柔らかいおでこを軽く小突いたかと思うと、 突然、先輩は私の方を力強く抱き寄せた。 「君、僕が封印を解いたら、この子を食べるつもりなんだろう?」