私は驚いて、隣の席の瑠璃に、こっそり話しかけた。 「あの黒板の上にいるの、なんだろう?蝶みたいだけど、それにしては大きいし変な形だし……。」 そういうと、瑠璃は困ったような顔をして言った。 「え、黒板の上……? なんにもいないよ?」 「そんなことないよ!確かにぼんやりしてるけど…… でも何かいるよ!」 「あんた、また寝ぼけてるんじゃない?」 そう言って、なんとも憎めないようないたずらっぽい笑顔でかわされてしまった。