きみに、好きと言える日まで。



陽気な耀くんだって、実はストレスくらい溜まってるはず。


今日は多めに見てあげよう。



「サンキューな、まひ」


この笑顔が、最高に好きだから。





「5回戦やって、5回戦目に貧民と大貧民だったふたりが下の売店のアイスを買ってくる。これに決定したから!」



罰ゲームが決まったみたい。

後からの批判は受け付けないからな!と瞬くんが説明する。



「俺が負けたら?」

「もちろん売店行きに決まってんだろ」



松葉づえの人がいるのになんて過酷な罰ゲーム。

しかもハンデはないらしい。



「マジかよー。俺負けらんねーじゃん!」



耀くんの目はマジだった。





……結果。



「耀くん大丈夫?」

「へーきへーき。なんのこれしきっ……」



貧民と大貧民……。


もとい。

あたしと耀くんは売店への道のりを歩いていた。