授業中よりも窮屈だった休み時間。


友達と認識されているのかどうかも分からない立ち位置。


自分の将来のために入った学校。


だから、学校生活に支障がない程度に人と関われればいいなんて。


……強がってただけかもしれない。



あたしだって、憧れてたんだ。


他愛もない話をしながらの教室移動。


気を抜いて、楽しく過ごすお昼休み。


制服でふらつく放課後の繁華街。



凌牙に出会って恋をして。


……よくばりになったのかもしれない。