ジワリと涙が溢れた。 面倒見の良かった姉ちゃんは、きっと和希のおむつを替えて、ご飯を食べさせてあげて。 年の離れた弟を可愛がり、愛情を注いでいたに違いない。 あたしも立ち上がり、側へ寄る。 「和希っ……ごめんっ……ごめんねっ……」 繰り返される懺悔の言葉は、柳迅会へ養子に出されるのを見送るしか出来なかった罪の意識からなのか。 いつも正しく、堂々としていた憧れのお姉ちゃんの見たことのない悲痛な姿に、どれだけの苦しみを背負ってきたのかと。 想像を絶して、胸が痛くてたまらない。