……あ、行っちゃうんだ。 調子のいい2人も、居なくなったらなったで、どことなく不都合で。 居てくれた方が場が和んで良かったのにと、やっぱり大翔と旬が恋しくなる。 「朝からうるさくてすみません」 軽く頭を下げた凌牙に、今度は心からの笑みをお姉ちゃんは浮かべた。 「賑やかでいいわね。昔を思い出すわ」 昔、とは。 きっと双葉園。 沢山の子供達で溢れていた園は、きっとこんな風に騒々しかったんだろう。 園に入った時すでに中学生だったお姉ちゃんは、客観的に見ていたはず。