ブレザーの胸ポケに忍ばせた煙草に手を伸ばし、火をつける。 一羽の鳥が、空に羽ばたいていた。 行く当てがあるのか、ないのか。 縦横無尽に羽ばたいている。 うらやましい? それすらもわかんねえ。 自由を手にしたところで、俺はその自由を使う術も分からないだろう。