「おっ、優月ちゃんお帰りー」
「早かったね」
家へ帰ると、リビングでゴロゴロしていたらしい大翔と旬が出迎えてくれた。
「うん。でもご飯は食べてきたよ」
「俺らも食ったー」
リビングに顔をのぞかせると、ピザの残骸があった。
「和希のヤツ、ちゃんと墓参りできたか?」
「アイツ、作法とか全く知らなそうだしなあ」
ふたりは、よっぽど退屈していたのか、あたしをリビングに引き入れようとしていたけど。
「ごめん、疲れてるから、部屋行くね……?」
なんていうのは嘘で。
きっと、ひとり部屋にいる凌牙に早く逢いたいから。



