「輝之くんの手にかかれば、そのくらい調べられるわよ」
テルさん……。
そっか。
テルさんに、きっと不可能なんてない。
「……凌牙がお花を……」
そんなこと、一言も言ってなかったのに。
あたしが今朝、凌牙もお墓参りに一緒に行かないか誘ったときは、水入らずで行ってこいなんて言ったけど。
既に昨日行ってくれてたんだ……。
「優月も気になってると思って。……去年の今日は、こんなこと伝える日が来るなんて思ってなかったのに」
そういって小さく笑ったお姉ちゃんは、再び車を走らせた。
……逢いたい。
早く、凌牙に逢いたい……。



