子供の頃、あのまま双葉に残っていたら、俺はどうなってたかを考えることもよくあった。 ……俺の性格だ。 園に馴染めず、母親を恨み、この生い立ちを悲観して…… 結局は、その辺で喧嘩しまくって少年院に入るのがオチだろう。 そう思うと、たらればなんて虚しいだけだ……。 だから。 俺は毎日必死で生きていた。 悲しみも辛さも悔しさもやるせなさも。 全部飲みこんで。 俺を信じてくれている"兄"のような存在の男と、なにがあっても守り抜く必要がある"弟"のために───…