お墓参りのあとは、3人で食事をして。
陽が落ちたころ、帰路についた。
お姉ちゃんの車がまず向かったのは、本郷の屋敷。
「はぁ……早く帰りてえよ……」
和希の言う帰りたい家とは、凌牙の住むあの家。
「……和希」
育ててくれた本郷家の両親は、ちゃんと和希を愛してくれている。
だから、傷を負った和希が心配で傍に置いておきたいのだ。
凌牙を崇拝しすぎて、家を出てしまった和希に対して、さみしい思いは必ずあるはず。
和希だってそうだ。
赤ちゃんの時から本郷家にいる和希は、今更実の子供じゃないと知ったところで、本郷の両親へ対する思いは変わらないはず。



