そんな中、凌牙さんとテルさんだけは特異な雰囲気があって、なにやら難しそうな顔で話をしている。
あたしは緊張してなかなか会話に入れないけど、この場を観察してるだけでも面白かった。
「そう言えば若菜、受験勉強は順調?」
思い出したように優月ちゃんが聞いてくる。
「うーん。過去問に挑戦してるけど、やっぱり難しいね」
園に帰れば、夜遅くまで勉強。
参考書や過去問は、優月ちゃんが受験の時に使っていたものを借りているんだ。
「そっかー。でも若菜の方が頭いいもん。絶対に合格できるよ」
「ありがとう。優月ちゃんにそう言ってもらえると心強い」
将来のためにも、絶対に楓女学園に入るの。
優月ちゃんっていう目標がいるから、あたしは頑張れてる。



