「和希と付き合うことになったんだねっ」
「……っ。そうなの……かな」
体がすっごくくすぐったい。
……あたしが誰かと付き合うだなんて。
あたしを好きになってくれる人がいるなんて。
決して陽の当たる世界とは言えない場所で育ったあたしは、今まで考えたこともなかった。
「和希のくせに調子乗ってんなよー」
「うるせーよー」
和希くんは、大翔さんと旬さんに挟まれ冷やかされている。
年の差なんて全く関係なく。
それが許されるのは、決して家柄じゃなく、和希くんの人柄。
凌牙さんに大事にされて、仲間たちに愛されて。
みんなにすごく愛されてきたんだろうなっていう、そんな彼の人柄が手に取るように分かった。



