何のことだろうと首を傾げると。
「巻き髪の方は良かったけど、眼鏡の方、なんか感じ悪かった」
鼻にシワを寄せて、顎を突き出す。
「……えっと……」
愛想の良かった真菜はよくて、嫌味で返した亜子は駄目ってこと?
和希くんて、ものすごくわかりやすい人。
「ふふっ。亜子もすっごくいい子だよ?2人とも大好きでたいせつな友達なの」
こんなあたしのこと、友達だと思ってくれるんだから。
ずっとずっとたいせつにしたい友達。
「……」
べつに意味を含ませたつもりはないのに、和希くんは黙ってあたしの目をジッとみつめるから。



