この星を見上げたら、僕はキミの幸せを願う。


「私がナオと同じバスケ部だからって、本当の事を言えなかったんだろうけれど、私はそんな事で結月に気を遣ってほしくない。私は結月の事、友達だと思ってるし、もっと何でも打ち明けて欲しいって思ってるよ?」

「恵茉、ありがとう……。今まで黙っててごめんね」


恵茉は私の事をそんな風に思っていてくれたんだ。

誰かと仲良くすれば、自分がみじめになるだけだって決めつけていた。

そんな私なのに、恵茉は友達だと思ってくれていた。

もう少し、素直に生きていってもいいのかもしれない。


「いいよ。その代わり、瑠衣がお願いしていた料理愛好会の事、考えてみてくれないかな?料理は楽しいよ?」

「うん、知ってる……」

「そっか。それなら入部するべきだよ。瑠衣は人数合わせで誘ったわけじゃないからね。その証拠に、結月が部員募集のポスターを見てから声をかけてきたでしょ?結月が部活に入っていないって私が教えたのは夏休み前だからね」


そう言って、恵茉は柔らかく微笑んだ。