この星を見上げたら、僕はキミの幸せを願う。


1年生が入学するシーズンはどこも積極的に勧誘活動をしていた。

ここのポスターだって毎日張り替えている部活もあったくらいだし。


「……つまらない」


数日前と違うポスターが貼ってある部活があれば、そこに間違いなく興味を持ったのに。

どこもやる気なくて、部活動探しなんてどうでもよくなってきてしまった。

部活じゃなくても時間なんて潰せるところは探せばあるのかも。

窓の向こうの青い空を見つめながら、このまま遠くに飛んで行ってしまいたいとさえ思うほど何もかも面倒になってきた。


「藤村。部活動を探してるのか?」


ぼんやりと空を見ていたら、突然声をかけられてビクッとしてしまった。

しかも声をかけられたくない担任だし。


「部活動もいいが、進路の事ももう少し考えてみてくれないか?昨日、お父さんから電話があって、先生の方から進学を勧めてもらいたいとお願いされてだな……」