私にはもう用がなくなったんだなってハッキリわかる。
わかりやすくて笑ってしまいそうになるほど、そんな露骨に出さなくてもいいのに。
「あっ!私、日直だから先に行くね!」
「うん……」
大きな声をあげて、突然思い出したように手をたたいて言うと、ナオは階段を駆け上がって行ってしまった。
日直だからって早く行って、やらなければならない仕事なんかない。
ナオの後ろ姿が滑稽で思わずフッと笑ってしまった。
これで彼女もきっと安易には声をかけてこなくなると思う。
立て続けに面倒な事が起きるという事は、今日の運勢はあまりよくないのかもしれない。
学校に着いてもまだ時間があったので、部員募集の掲示板を見に行った。
数日前に見た内容と全く変わっていなくて、どこの部活にも惹かれない。
今さら新入部員なんかどこも期待していないのだと思う。



