この星を見上げたら、僕はキミの幸せを願う。


お父さんは土下座をして今までの事を謝ったみたいだけど、リツは自分にではなく、川上君のお母さんに土下座をして謝れと言ったそうだ。

父親の曖昧な言動でどれだけの人を傷つけ、混乱に陥れたか恥を知れと怒鳴りつけたらしい。

温厚なリツがどれだけ荒れたのか、私には想像できないんだけど。

それからしばらくは、お父さんだけのけ者のような生活が続いたみたい。

罰ゲーム的感覚だったらしいけどね。

それでも、リツも家族のぬくもりを感じる事ができて本当に良かったと思う。


「ところで妹どうなった?」

「うん。今はちゃんとした友達ができたし、家でも仲良くやってるよ」

「そっか、良かったな」


相談後、警察に被害届を出して、学校で大騒ぎになった。

えみりが一歩踏み出したおかげで他にも数人同じような被害に遭った子もいたらしく、教育委員会にまで巻き込む事態となったけれど、今は終息しつつある。