この星を見上げたら、僕はキミの幸せを願う。


不愉快そうな顔で私をジロッと睨む。


「笑わずにいられないでしょ。私なんか無視して3人で仲良く家族ごっこをやっていると思っていたのに、全然違ったんだもん。家族じゃなくてただの同居生活じゃん」

「何だと?」

「お父さんは何でえみりを本気で叱らないの?怒りの矛先を私に向けてどうしたいの?」


笑顔を消して、私はキッとお父さんを睨み上げた。

急に態度を急変させたせいか、険しい顔つきだったお父さんの表情が崩れていく。

動揺でもしているのか、目を泳がせていた。


「おばさんには今朝も言ったけど、私のご機嫌取って距離を縮めようという事ばかり頭にあって、えみりの事を放っておいてるよね?」

「それは……ごめんなさい」


急に自分に矛先を向けられて、おばさんはオドオドした後、私と目を合わせる事無く小さい声で答えた。

車内での不気味な空気を醸し出していた時の方が、良かったのに。