この星を見上げたら、僕はキミの幸せを願う。


何気ない仕草とかそういう事かな?


「だから藤村に余計な事と言われても、放っておけなくて。ごめん……」

「弟君、こんな過保護なお兄さんがいてかわいそう」


本当に勝手な事だと思う。

川上君の事情なんて私には関係がないのに。

そのせいで、私はどんな目にあったか……。

おばさんの事もあって、半分八つ当たりで吐き捨てるように言ってしまった。


「藤村さん、お母さんの車来たわよ」

「……母じゃありません」


のんびりとした保健の先生の声に私は苛立ちをぶつけるように言うと、保健室を出た。

他の人からしてみれば、私の事情など関係がないから八つ当たりをされても困るだろう。

それでも、そうせずにはいられなかった。


「すみません、乗せてもらっちゃって」

「いいのよ。結月ちゃんを助けてくれてありがとうね」


おばさんの隣に座りたくなかったから後部座席に乗ったけど、川上君が私の隣に乗り込んできた。