ただ、ひたすら雷が鳴りやむのを必死に願うばかりだった。
「結月ちゃん、大丈夫?」
結局、川上君に保健室に連れてこられてしまった。
顔面蒼白状態だった私は保健室のベッドに寝かされ、家に連絡されてしまったのだ。
雷雲はだいぶ遠くに行ったみたいだけど、まだゴロゴロという音は聞こえてくる。
雨もまだやむ様子はない。
そんな中、おばさんが保健室に現れた。
何も呼び出しに応じなくても良かったのに……。
「初めまして。結月さんと同じクラスの川上と言います」
「どうも、初めまして。結月ちゃ……結月の母です」
付き添ってくれていた川上君が挨拶をすると、おばさんはずうずうしくも私の母だと名乗った。
「結月ちゃんが倒れたって電話がきたから本当びっくりしたのよ?元々駅まで迎えに行くつもりで支度をしていたからすぐに来れて良かったわ」
確かに家に連絡をしてからおばさんがここに到着したのは早かった。



