この星を見上げたら、僕はキミの幸せを願う。


一時的に強い雷雨なだけかもしれないと、かすかな期待を寄せながら私は授業を受け続けた。

でも、その期待は見事に打ち砕かれた。

雨はさっきよりも勢いを増して、滝のように降り注ぐ。

時々、空に閃光が走り何かが爆発するような大きな音をたてる雷にしばらく校舎内に留まるようにと先生が言って帰りのSHRは終わった。

部活がある人は教室を出て行き、入っていない人は仲いい人で輪を作ってスマホをいじりながら適当に時間をつぶしている。

一刻も早く学校から出たかった私は、先生の制止などおかまいなしに帰る準備をして昇降口へと向かった。

こんな稲光の中、学校なんかにいたくなかったから。

校舎内はどこか病院に似ているところがあって、居心地が悪い。

特に雨の日はいつもより余計にそう思う。

昇降口に行くと、長傘を持っていた数人が昇降口で外に出るのを躊躇していた。

傘があってもなくてもずぶ濡れ間違いなしの雨。

長傘の人が躊躇するのだから、私の折りたたみ傘はもっと対抗できないかもしれない。

足止めを食って、談笑していた人の中に川上君の姿もあった。