この星を見上げたら、僕はキミの幸せを願う。


県内ナンバーワンの公立高校の制服を着ているからだと思う。

学校生活に嫌気がさしていたところだったけれど、制服も時には役に立つんだと思わず笑ってしまったほど。


「へー。えみりの中学じゃ仲のいい友達からカツアゲして、傷つけるのが常識なんだ?私が卒業した時はそんな常識なかったんだけどなー」


カツアゲという言葉が出た瞬間、その場の空気が凍り付いた。

同時に彼女たち3人の表情も固まる。


「あ、そ、それは、何かの間違いじゃないですか……?」

「私たちがそんな事をするわけないじゃないですか……」

「えみり、そんなわけないよね?」


何とか笑顔を取り繕うとするけれど、目は泳いでいる状態。

えみりも何と言っていいかわからないのか、動揺しながら私を見上げる。


「隠しても無駄だから。証拠の動画あるし」


録画停止ボタンを押した後、録画した動画を再生させた。