あっくん、と呼ばれたアキは呆然とお姉ちゃんを見ていた。よほど姉の変貌具合が信じられないのだろう。それはあたしも同じだ。
「あ、うん」
少し反応が遅れたアキに気づく様子もなく、お姉ちゃんは「二人とも、まだここにいてね!」と言い残すと家を出ていった。
まるで嵐が去ったみたいで、残されたあたし達は静かになった。
「ど、どうしたんだろ、お姉ちゃん…」
「さあ」
あたしとアキはお互い顔を見合わせて、アキは肩を落とす。
1分も経たない内にまた玄関の扉が大きな音をたてて開く。
ドタバタと誰かが廊下を走る慌ただしい音が響いたと思ったら、その人物は現れた。
いちばんにリビングに入ってきたのは、意外な人物。
「晃!」
「…兄さん?」
息を切らした、朔兄だった。
「朔兄、どうしたの?」
朔兄の顔にもいつもの様子はなかった。
余裕がなくて、切羽詰まっている。そんな表情だ。
朔兄の後に入ってきたのは、息を切らして心配そうな顔をするお姉ちゃん。
二人ともこんな表情をするなんて、いったい全体何が起こったというんだ。
「さっきまで、またタイムカプセル掘ってたんだ。
そしたら、これがでてきて…」
朔兄がアキに手渡したのは、何かのノートのようなものだった。
アキは不審そうな顔をして、ゆっくりそれを受け取った。
「…これは?」
「見たら、分かる」
アキはそっとページをめくった。
あたしはアキの背後からそれを見ていたから何かが書いてあるのは確認できたけど、それが何を示しているのかはさっぱり分からなかった。
「あ、うん」
少し反応が遅れたアキに気づく様子もなく、お姉ちゃんは「二人とも、まだここにいてね!」と言い残すと家を出ていった。
まるで嵐が去ったみたいで、残されたあたし達は静かになった。
「ど、どうしたんだろ、お姉ちゃん…」
「さあ」
あたしとアキはお互い顔を見合わせて、アキは肩を落とす。
1分も経たない内にまた玄関の扉が大きな音をたてて開く。
ドタバタと誰かが廊下を走る慌ただしい音が響いたと思ったら、その人物は現れた。
いちばんにリビングに入ってきたのは、意外な人物。
「晃!」
「…兄さん?」
息を切らした、朔兄だった。
「朔兄、どうしたの?」
朔兄の顔にもいつもの様子はなかった。
余裕がなくて、切羽詰まっている。そんな表情だ。
朔兄の後に入ってきたのは、息を切らして心配そうな顔をするお姉ちゃん。
二人ともこんな表情をするなんて、いったい全体何が起こったというんだ。
「さっきまで、またタイムカプセル掘ってたんだ。
そしたら、これがでてきて…」
朔兄がアキに手渡したのは、何かのノートのようなものだった。
アキは不審そうな顔をして、ゆっくりそれを受け取った。
「…これは?」
「見たら、分かる」
アキはそっとページをめくった。
あたしはアキの背後からそれを見ていたから何かが書いてあるのは確認できたけど、それが何を示しているのかはさっぱり分からなかった。


