悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

「逃げて、早く!

早く、うちに、晃(あきら)のところに…!」


朔兄があたしに必死に伝えるけれど、あたしの足はぴくりとも動かない。

朔兄の言葉を聞いた猫は「うるせえ」と退屈そうに言った。


「オレがしゃべってるんだ、黙ってろ」


すると朔兄の腕にまとわりついている電気がさらに輝きを増して、朔兄はさらに悲痛に顔をゆがめた。

姉ちゃんが駆け寄ってきて、朔兄の側で声をかける。


「分かったから、朔兄を開放して!」


あたしは朔兄の前に出ると猫ににらみつけた。


「小娘ごときがオレに何命令してんだよ」

「だから猫が朔兄に危害を加えんな!」


猫の首根っこを掴むと同じ目線まで持ち上げた。


ギロッと睨むと猫は笑いだした。


「何がおかしいのよ!」


「気に入った。

おい、お前!オレ様のしもべになれ!」


猫は上から目線でそんなことを言ってきた。


「はあ?」


言っている意味はさっぱり分からない。