その瞬間、本から光が溢れた。
鋭い青と黒の光。
同時に風がふいて本のページが次々に捲れていく。
最終ページが捲れたところで光も風も収まった。
「何だったの、今の…」
「お前、何を言った!?」
呆然としている耳に届いたのは、驚いたような焦ったような、大きなリドの声。
「え?」
慌ててリドを見るとリドは目を見開いてまるで恐ろしいものをみるような目であたしを見た。
「お前、今、何を言ったんだ!」
「最上さん、さっきのって…」
2人からの、まるで責められているかのような言葉にあたしは耐えられなくなって「分かんないよ」と言った。
「分かんないよ、あたしだって!
ただ本の題名を言っただけなのに…」
視線を本に移すと、あたしは目を見開いた。
文章が、文字が、大きくなったり小さくなったりしながらページの左上に集まっては浮かびあがる。
「いやあああ!」
あたしは本を放り投げた。
見たことも聞いたこともない怪奇現象にあたしはすっかりおびえていた。
浮かび上がった文字達はやがて集まりだした。
それは、まるで竜の形をしていた。
黒い文字でできた、大きな、凶暴な竜。
耳をつんざくような大きな声を上げて、図書館に響き渡る。
「なに、これ!なんで、こんなことになるの!」
リドは目を見開いて、少し睨みつけるようにその巨大な怪物を見つめていた。
「これは、まさか…」
リドが何かを口にしようとしたときだった。
怪物は口を開くと、文字を放出した。
それはまるで大砲のように、本棚を壊していく。
鋭い青と黒の光。
同時に風がふいて本のページが次々に捲れていく。
最終ページが捲れたところで光も風も収まった。
「何だったの、今の…」
「お前、何を言った!?」
呆然としている耳に届いたのは、驚いたような焦ったような、大きなリドの声。
「え?」
慌ててリドを見るとリドは目を見開いてまるで恐ろしいものをみるような目であたしを見た。
「お前、今、何を言ったんだ!」
「最上さん、さっきのって…」
2人からの、まるで責められているかのような言葉にあたしは耐えられなくなって「分かんないよ」と言った。
「分かんないよ、あたしだって!
ただ本の題名を言っただけなのに…」
視線を本に移すと、あたしは目を見開いた。
文章が、文字が、大きくなったり小さくなったりしながらページの左上に集まっては浮かびあがる。
「いやあああ!」
あたしは本を放り投げた。
見たことも聞いたこともない怪奇現象にあたしはすっかりおびえていた。
浮かび上がった文字達はやがて集まりだした。
それは、まるで竜の形をしていた。
黒い文字でできた、大きな、凶暴な竜。
耳をつんざくような大きな声を上げて、図書館に響き渡る。
「なに、これ!なんで、こんなことになるの!」
リドは目を見開いて、少し睨みつけるようにその巨大な怪物を見つめていた。
「これは、まさか…」
リドが何かを口にしようとしたときだった。
怪物は口を開くと、文字を放出した。
それはまるで大砲のように、本棚を壊していく。


