悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

「あ、そうだ」

アキは不意に立ち止まってあたしに言った。


「明日、燃えるごみの日だから。ゴミ出し忘れないでね」

「はあ!?」


あたしは立ち上がってアキを睨みつけた。


「なんであたしが!」


すると「今朝」とアキがあたしを遮った。


「今朝、佐奈の分の朝食と弁当も作ったのは俺だよ。しかも明日のゴミ捨ては今朝じゃんけんで決まったことでしょ」


その冷たい目と鋭い言葉にあたしは何も言えなくなって黙った。


「あと、リドがなんか甘いもの食べたいんだって。買ってあげて」

「は?なんであたしがあいつの面倒までみないといけないわけ!?」

「契約者は佐奈だよ。それに今はあいつに暴れてもらうわけにはいかないから」

それからアキは一瞥して教室を出ていった。


「むーかーつーくー!」


アキのこういうところがいらついて仕方がない。

すると美晴が「ちょっと、佐奈?」と尋ねてきた。


「朝食にお弁当、ゴミ捨てって、なに、どういうこと?」


美晴に黙っておくことはできないと思い、あたしは決意して「ここだけの話にしといてね」と前置きしてそっと耳打ちする。


「今、アキと同居してるの」

「はあ!?」


驚きを隠せない美晴の声が教室に響いた。