悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

お父さんは「佐奈ちゃん」とあたしの方を向いた。

「はっ、はい!」

何を言われるだろうかと緊張で背筋が伸びる。


「その悪魔を祓うまで、佐奈ちゃんはうちに住んで」


「はい?」


耳を疑った。


「あ、大丈夫。ちゃんと僕からご家族には説明するから」

「え、いや、そういう問題じゃなくて!」


するとお父さんは一つ呼吸を置くとまた話し出した。


「この悪魔はかなり凶悪だ。すごい力を持っている。

こいつを成仏させるか封印するためには、時間をかけて徐々に弱らせていくしか方法はない。

だけど弱らせていく間に佐奈ちゃんの身に何か起こっては危険だ。

そこで晃の出番だ」


お父さんはアキを見つめて微笑んだ。


「お前は若いが才能がある。けれど、経験は少ない。

修行を兼ねて、お前が佐奈ちゃんを守り、その悪魔を祓え」


いいな、とお父さんは言った。


「分かった」


アキは即答だった。


「え、は?いや、ちょっと待とうか!」

「何か不都合あるの?」

ピリッと空気が凍り付くように、アキは不機嫌だった。