実家を出て、小学校へ向う。
「佐奈」
途中公園を通り過ぎようとしたとき、名前を呼ばれた。
ふっと声が聞こえた方に目をやると、アキが公園のベンチに座っていた。
「アキ」
あたしも公園の中に入る。
公園の中には小学生が数人いて、楽しそうに砂場やぶらんこで遊んでいた。
それを見つめながら、あたしはアキの隣に座る。
「早いね」
「アキも」
「うん」
会話はあまり続かない。
リドがいなくなって、3人での生活がなくなて、なんだかぽっかり心に穴が空いたみたいだ。
まるで楽しい夢を見ていたような気分。
「ねえ、学校行こうか」
アキはそんなことを言った。
「うん」
あたしは賛成した。
何もしていないと、リドのことや3人で過ごした生活を思い出してしまってダメだ。
あたし達は小学校の時の通学路を通って行くことにした。
道も、景色も、小学校の頃と変わらなくて懐かしくて少し嬉しくなった。
「よく一緒に学校に通ったよね」
あたしがそう呟くように言うと、アキは「うん」と頷いてくれた。
「佐奈は秋になるとよくこの家の庭になっていた実を採っていたよね。食べながら帰ってた」
「よくそんなこと覚えてるね」
アキは溜息を吐いた。
「俺今でも犯罪だって言われるんじゃないかとヒヤヒヤしてるよ。怒られるんじゃないかって」
「なんでアキが心配するの」
可笑しくなって少し笑った。
「そりゃそうでしょ、俺も連帯責任になっちゃうじゃん」
「訳分かんない」
あたしが笑うと、アキも少し笑った。
「佐奈」
途中公園を通り過ぎようとしたとき、名前を呼ばれた。
ふっと声が聞こえた方に目をやると、アキが公園のベンチに座っていた。
「アキ」
あたしも公園の中に入る。
公園の中には小学生が数人いて、楽しそうに砂場やぶらんこで遊んでいた。
それを見つめながら、あたしはアキの隣に座る。
「早いね」
「アキも」
「うん」
会話はあまり続かない。
リドがいなくなって、3人での生活がなくなて、なんだかぽっかり心に穴が空いたみたいだ。
まるで楽しい夢を見ていたような気分。
「ねえ、学校行こうか」
アキはそんなことを言った。
「うん」
あたしは賛成した。
何もしていないと、リドのことや3人で過ごした生活を思い出してしまってダメだ。
あたし達は小学校の時の通学路を通って行くことにした。
道も、景色も、小学校の頃と変わらなくて懐かしくて少し嬉しくなった。
「よく一緒に学校に通ったよね」
あたしがそう呟くように言うと、アキは「うん」と頷いてくれた。
「佐奈は秋になるとよくこの家の庭になっていた実を採っていたよね。食べながら帰ってた」
「よくそんなこと覚えてるね」
アキは溜息を吐いた。
「俺今でも犯罪だって言われるんじゃないかとヒヤヒヤしてるよ。怒られるんじゃないかって」
「なんでアキが心配するの」
可笑しくなって少し笑った。
「そりゃそうでしょ、俺も連帯責任になっちゃうじゃん」
「訳分かんない」
あたしが笑うと、アキも少し笑った。


