悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

「おいおい、父親にそんな言葉遣いしないでくれよ。さすがの父さんも傷ついちゃうぞ。泣いちゃうんだからな!」

「うっざ」

「うざいなんていうなよ!余計泣きたくなるだろ!父さんそんな心無い息子にお前を育てた覚えはないぞ!」

アキのお父さんは「晃が俺をいじめるよー!」と泣きまねをした。

アキは「あーまた始まった」とでも言わんばかりに盛大なため息を吐いた。

アキのお父さんはゴホンと一つせき込むと「真面目な話をするけどな」と言った。


「晃、この悪魔を一発で仕留めることは不可能だ。いくらお前の能力をもってしても」


アキと朔兄は目を見開いた。


「なんで」


やってみなきゃ分からないでしょ、とでも言いたそうに、アキは睨むような鋭い目でお父さんを見ていた。


「この悪魔、見た目が子猫だしよくしゃべるから怖くないと思うだろう。だけど、こいつは、こいつの魔力はとんでもないぞ」

できたとしても、こいつの魔力を封印することくらいだろうな、とも言った。


「この悪魔自体を封印するとなると莫大な力が必要となるし、並みの宮司じゃ歯が立たない。まして修行中のお前には到底不可能だ」


「じゃあ、どうするの」とアキは腹を立てていた。

「こんなやつ、野放しにしておくなんてできないし、なにより佐奈と契約してるんだよ。放っておくなんてできない」

「そりゃそうだ。大事な大事な佐奈ちゃんに何かあったら困る」

お父さんは大きく頷いた。


「だからお前に修行を兼ねた任務を与える」


「は?任務?」


アキは眉間にしわを寄せた。