悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

「それからずっと、眠りについてた。

お前が封印に触れて、それは解かれた。

解いたのがお前だって知って、お前があの時のアホでバカな村娘と生まれ変わりだって分かって、オレは守ろうって思った。

だから契約を結んだ」


オレと契約を結べば、お前に危険が起こったときにすぐ気づけたから、と。

それからリドは掠れた声で「ごめん」と謝った。


「お前を守るためだと、勝手に契約を結んだ。お前の意思も関係なく」

ごめん、とリドはまた謝った。


あたしは首を横に振った。


「あたし、知らなくて。300年前のこと、あたしと関係あったなんて知らなくて、あたしは…!」

いくつも、いくつも、涙は頬を伝う。

リドはこぼれていくそれを大切そうに触れると、眉を下げて少し笑った。


「知らないのは当然だ。オレだって言ってなかったんだから。

だから、泣くなよ」


泣くな、と言われるけれど、それでも涙は止まらなかった。


その時、ドン、と何かがぶつかる音とファルの悲鳴が響き渡った。


あたしもリドも慌てて音のした方を見る。


ファルは倒れていた。

それをアキが静かに見つめていた。


「あ、き…?」