「どどど、どうしよう!」
「どうもこうもねーよバカ!ほんっとバカ!大馬鹿!」
「バカバカ言わなくてもいいじゃんリドのバカ!」
風はどんどん強まる。
「どうしよう…!」
アキ。
心の中でアキの名前を呼んだその時、不意に風は止んだ。
「何だったの…」
「佐奈、後ろ!」
リドが叫ぶ。
慌てて後ろを振り返ると、そこには黒い人型のナニカが複数こちらに向かってきていた。
ずしり、ずしり、と大きな音を立てながらゆっくり動くそれはまるで泥が人型をとったような形だけど、それは2メートルを優に超すとても大きなものだった。
ゆっくりではあるけれど、普通の人が歩く速度よりは速い。
「これは…まずい、こいつらから離れろ!走れ!」
リドが言う通りに走って逃げる。
「何あれ!リド知ってるの?」
走りながらリドに問いかける。
「あいつらは魂を喰らう土人形、マッド・ドール」
「マッド・ドール…」
リドが教えてくれた言葉を繰り返す。その響きは恐ろしくて背筋がぶるりと震えた。ぞっとする。
「あいつらに捕まったら最後、人間の魂は奴らに喰われる」
リドがふざけることなく真剣な顔で言った。
「喰われ…」
「だから走れ!絶対捕まるな!」
息も切れて、足がもつれそうになる。
「そうは言われても!」
「いいからできるだけこいつらから逃げろ!」
「どうもこうもねーよバカ!ほんっとバカ!大馬鹿!」
「バカバカ言わなくてもいいじゃんリドのバカ!」
風はどんどん強まる。
「どうしよう…!」
アキ。
心の中でアキの名前を呼んだその時、不意に風は止んだ。
「何だったの…」
「佐奈、後ろ!」
リドが叫ぶ。
慌てて後ろを振り返ると、そこには黒い人型のナニカが複数こちらに向かってきていた。
ずしり、ずしり、と大きな音を立てながらゆっくり動くそれはまるで泥が人型をとったような形だけど、それは2メートルを優に超すとても大きなものだった。
ゆっくりではあるけれど、普通の人が歩く速度よりは速い。
「これは…まずい、こいつらから離れろ!走れ!」
リドが言う通りに走って逃げる。
「何あれ!リド知ってるの?」
走りながらリドに問いかける。
「あいつらは魂を喰らう土人形、マッド・ドール」
「マッド・ドール…」
リドが教えてくれた言葉を繰り返す。その響きは恐ろしくて背筋がぶるりと震えた。ぞっとする。
「あいつらに捕まったら最後、人間の魂は奴らに喰われる」
リドがふざけることなく真剣な顔で言った。
「喰われ…」
「だから走れ!絶対捕まるな!」
息も切れて、足がもつれそうになる。
「そうは言われても!」
「いいからできるだけこいつらから逃げろ!」


