悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

ザアッと木々の葉を揺らして涼しい夕風が吹いた。

遠くではカナカナカナとひぐらしの鳴く声が聞こえる。

オレンジの夕日はその色を濃く深くしていく。

見つめあう目と目、真剣な表情。


「……え」

「ふっ、ハハハハ!」


リドは大笑いした。

笑いがとまらないのか、ずっと笑っている。


「ちょ、ちょっと!リド!」

恥ずかしさに耐えきれなくて大きな声で叫んだ。


「ははっ、い、今の信じた?信じたのか?本当に?嘘だろ、純粋すぎ…ハハハハ!だめだ笑いが止まんねえ!」

アハハハとリドはお腹を抱えて笑った。

目元には薄っすら光るものがあった。泣くほど面白いのか。


「ジョーダンだよ、ジョーダン!簡単に信じるなよ、嘘に決まってるだろー!」

ヒーヒーと笑っているリドをギロリと睨みつけた。


「ばっ、バカ!リドのバカ!大嫌い!大っ嫌い!」

「ハハハッ、ほんと佐奈って純粋を通り越して阿呆だな、そんなんだからいつもいつも変なことに巻き込まれんだよ…ハハハハ!」

「いい加減笑うのやめてよ!」

少しでも信じてしまった自分が恥ずかしくて顔が熱い。

「バカ!リドのバカ!」

いつまでも笑い続けるリドをポカポカと殴る。

「分かったからやめろって!」

「分かってんなら笑うのやめてよ!」

バカバカ、と殴るあたしの腕を掴んでリドは「分かったから」と言った。