「嘘」
リドはそう言った。
「オレにもわかんねぇ」
リドは遠くを見ていた。
その目は寂しそうで悲しそうで、いつも自信に満ち溢れているリドとはかけ離れていた。
思わず声をかけそうになったところでリドは「おい」と優しい声であたしに問いかけた。
「なんでお前がそんな顔するんだよ」
ばーか。
そっとあたしの頬に触れたリドの手のひらが大きくて優しくて切なくなった。
なんだか毒を吐かないリドはすごく儚く見えた。
「最上さん、リトくん!」
少し離れた場所にいた田辺くんがあたし達を呼んだ。
田辺くんの周りにはすでにアキと美晴がいて、あたし達を見ていた。
「僕達で花じいのところに行ってくるから、先に調べていてほしいんだ」
「分かった」
頼んだよ、と言い残して3人は職員室に向かった。
思わず反射的に「分かった」とは言ってしまったものの、何を探せばいいんだろう。
「何をぼうっと突っ立ってんだよあほ」
リドはあたしにそう呼びかけた。
「あほじゃないし!でも先に調べておいてって何を調べればいいのか度忘れしちゃって…」
「お前本当にあほだな。救いようのないあほだ。同情するぞ」
「うるさいな!」
うるさいとは言ったものの、何を調べるべきか思い出せないので反論はできない。
「ったく、お前らは何しにここに来たんだよ?」
「え?ええと、天宮大火の悪魔を封印した場所の現場検証?」
「なんで疑問形なんだよ。つーかそこまで分かってるなら何を調べるかも分かるだろうが。悪魔が封印されていた場所を調べるんじゃねえの?」
あきれ顔をするリドの両手をぎゅっと掴んだ。
リドはそう言った。
「オレにもわかんねぇ」
リドは遠くを見ていた。
その目は寂しそうで悲しそうで、いつも自信に満ち溢れているリドとはかけ離れていた。
思わず声をかけそうになったところでリドは「おい」と優しい声であたしに問いかけた。
「なんでお前がそんな顔するんだよ」
ばーか。
そっとあたしの頬に触れたリドの手のひらが大きくて優しくて切なくなった。
なんだか毒を吐かないリドはすごく儚く見えた。
「最上さん、リトくん!」
少し離れた場所にいた田辺くんがあたし達を呼んだ。
田辺くんの周りにはすでにアキと美晴がいて、あたし達を見ていた。
「僕達で花じいのところに行ってくるから、先に調べていてほしいんだ」
「分かった」
頼んだよ、と言い残して3人は職員室に向かった。
思わず反射的に「分かった」とは言ってしまったものの、何を探せばいいんだろう。
「何をぼうっと突っ立ってんだよあほ」
リドはあたしにそう呼びかけた。
「あほじゃないし!でも先に調べておいてって何を調べればいいのか度忘れしちゃって…」
「お前本当にあほだな。救いようのないあほだ。同情するぞ」
「うるさいな!」
うるさいとは言ったものの、何を調べるべきか思い出せないので反論はできない。
「ったく、お前らは何しにここに来たんだよ?」
「え?ええと、天宮大火の悪魔を封印した場所の現場検証?」
「なんで疑問形なんだよ。つーかそこまで分かってるなら何を調べるかも分かるだろうが。悪魔が封印されていた場所を調べるんじゃねえの?」
あきれ顔をするリドの両手をぎゅっと掴んだ。


