悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

「ごちそうさまでした!」

とあたしはお茶をおばちゃんに返す。

「慌ただしくてすいません」

美晴は謝り、田辺くんとアキは頭を下げる。

おばちゃんはいつもの笑顔で「いいさ、いいさ、そんなこと気にしなくて」と言った。

「晃くん、本当に気をつけるんだよ」

念を押すように、何度も何度も「気を付けて」とおばちゃんは繰り返す。

「大丈夫です。みんなことは俺が守ります」

アキはきっぱりとそういうと店を出てリドを追った。

あたし達も取り残されないようにおばちゃんにもう一度「ありがとうございました」と言うと店を出た。

「またいつでもいらっしゃい」

今まで何度も聞いてきたおばちゃんの懐かしい声を後にして、あたし達はリドのもとへ__小学校へ向かった。


何百メートルか走るとすぐに小学校が見えてきて、その校庭に着いた。

校庭にはすでにリドとアキの姿があった。

あたし達は息を切らして二人のもとに駆け寄る。


「あ、アキ、足速いよ…て、いうか、リド、あんたなんでこんな暑い中走るの」


リドもアキも息切れしているようで、肩を上下させながら息を整えていた。

「…なんとなく?」

「ふざけんなバカ」

条件反射並みの勢いで突っ込みを入れる。

振り回されるこっちの身にもなれこの俺様悪魔が。