あたしが言えたことじゃないけど、お姉ちゃんはかなりドジだ。しかも肝心なところでドジをする。
料理は好きらしいけど、砂糖と塩を間違えたり、焦がしたり、分量を間違えたり。ちゃんとレシピ通りに作れたことがあったか不安になるほど、失敗を積み重ねている。
きっとこれからしばらくはそうなのだろうと思うし、失敗しちゃったと明るく笑うお姉ちゃんの姿は容易に想像できる。
お姉ちゃんと結婚したら大変だぞ、朔兄。頑張れ。
お姉ちゃんと朔兄の新婚生活を想像したらふっと笑みがこぼれた。
パン、と手を合わせてお辞儀する。
「ご馳走様。美味しかったー!」
「それは良かった」
朝からなんて上品な笑顔だろう。
これであの無気力なアキの兄だ、2人は本当に同じ血がかよっているのだろうかと思わず疑ってしまう。
そこまで考えたところではっと思い出した。
「そうだ朔兄!アキの姿がどこにもないの!昨日はなんだか思い詰めているようで気もたっていたし、すごく心配で」
「大丈夫、心配はいらないよ」
朔兄は眉を下げて微笑んだ。
「あいつ、今うちにいるんだ」
「え?うちって、母屋に?」
朔兄は頷いた。
「母屋にって、どうして」
「母屋というか、母屋に寝泊まりしながら資料室に籠っているね。何かを調べているみたいだよ」
「それ、リドの封印に関することだ…」
すぐに分かった。
昨日もリドの封印に関することは自分が調べなきゃいけないと言っていた。
料理は好きらしいけど、砂糖と塩を間違えたり、焦がしたり、分量を間違えたり。ちゃんとレシピ通りに作れたことがあったか不安になるほど、失敗を積み重ねている。
きっとこれからしばらくはそうなのだろうと思うし、失敗しちゃったと明るく笑うお姉ちゃんの姿は容易に想像できる。
お姉ちゃんと結婚したら大変だぞ、朔兄。頑張れ。
お姉ちゃんと朔兄の新婚生活を想像したらふっと笑みがこぼれた。
パン、と手を合わせてお辞儀する。
「ご馳走様。美味しかったー!」
「それは良かった」
朝からなんて上品な笑顔だろう。
これであの無気力なアキの兄だ、2人は本当に同じ血がかよっているのだろうかと思わず疑ってしまう。
そこまで考えたところではっと思い出した。
「そうだ朔兄!アキの姿がどこにもないの!昨日はなんだか思い詰めているようで気もたっていたし、すごく心配で」
「大丈夫、心配はいらないよ」
朔兄は眉を下げて微笑んだ。
「あいつ、今うちにいるんだ」
「え?うちって、母屋に?」
朔兄は頷いた。
「母屋にって、どうして」
「母屋というか、母屋に寝泊まりしながら資料室に籠っているね。何かを調べているみたいだよ」
「それ、リドの封印に関することだ…」
すぐに分かった。
昨日もリドの封印に関することは自分が調べなきゃいけないと言っていた。


