「それにしても晃はよく分かったわね。300年前の山火事の原因が悪魔だって」
美晴は感心していた。アキはさして反応もせず「昔聞いたことがある」と言った。
「小さい頃じっちゃんが話してくれたような気がしていたけどすっかり忘れてた。今思い出した、その原因となった悪魔を天宮神社が封印したって」
場所までは話してくれなかったけど、と付け加えた。
アキと美晴が話をしている間、あたしは本のページや元の文章、みんなの見解なんかをルーズリーフに書き留めた。
急いでいて走り書きのような醜い文字だけど、それは後で書き直せばいい。それより今はみんなの話していることを書き洩らさないことが重要だ。
「じゃあ、リ…悪魔が封印された理由は、その山火事を引き起こしたから?」
書き終わってあたしが尋ねると、美晴と田辺くんはゆっくり頷いた。アキは黙って腕を組んでいる。
「今ある資料からはそう読み取ることができるね」
田辺くんは穏やかに、だけど慎重にそう答えてくれた。
「ただ、それが事実とは限らない」
呟くようなアキの言葉に田辺くんは頷く。
「そうだね。これだけじゃ資料は足りない」
それからまたみんなは資料を読み漁った。
その間、あたしは必死に考えを巡らせていた。
美晴は感心していた。アキはさして反応もせず「昔聞いたことがある」と言った。
「小さい頃じっちゃんが話してくれたような気がしていたけどすっかり忘れてた。今思い出した、その原因となった悪魔を天宮神社が封印したって」
場所までは話してくれなかったけど、と付け加えた。
アキと美晴が話をしている間、あたしは本のページや元の文章、みんなの見解なんかをルーズリーフに書き留めた。
急いでいて走り書きのような醜い文字だけど、それは後で書き直せばいい。それより今はみんなの話していることを書き洩らさないことが重要だ。
「じゃあ、リ…悪魔が封印された理由は、その山火事を引き起こしたから?」
書き終わってあたしが尋ねると、美晴と田辺くんはゆっくり頷いた。アキは黙って腕を組んでいる。
「今ある資料からはそう読み取ることができるね」
田辺くんは穏やかに、だけど慎重にそう答えてくれた。
「ただ、それが事実とは限らない」
呟くようなアキの言葉に田辺くんは頷く。
「そうだね。これだけじゃ資料は足りない」
それからまたみんなは資料を読み漁った。
その間、あたしは必死に考えを巡らせていた。


