悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

あたしはルーズリーフに資料の言葉とページ、それから今の解釈を書いた。隣でアキが「丸文字だ」と批判してきたが、客観的にも読める字ではあるのだから問題はない。これ以上の美しい文字を求めるなら美晴に頼んでほしい。


「それでここからが重要なんだけど、その封印された悪魔がどんなことをしていたか、ということだよね」


田辺くんの言葉にみんなが頷いた。


「封印されるということは、封印されるくらいの悪いことをした、ということよね?」

「それか、何が何でもそいつを封印しなければならなかった理由があったか」

美晴の発言にアキが補足して言葉が途切れた。みんな頭を抱えている。


「まずはそれを調べよう」

田辺くんが提案して、みんなはそれを受け入れた。

3人は机の中央に積み上げた古びた本をそれぞれ手に取って読み解き始めていたが、古い文献を解釈できないあたしは、ルーズリーフに「封印される理由」と書いた。


リドが封印されなければならなかった理由。

なぜリドが封印されたのか。

それほどリドが悪い行いをしたのか。

そう考えて、あたしは首を傾げた。

リドはとても俺様な悪魔だ。上からものを言ってくるようなやつだが、せいぜいあたしをからかうくらいだ、それ以上悪いことなんてしていない。

それどころか、あたしを助けてくれた。

『お前が無事でよかったよ』

あんな優しい顔をする人が、封印されるほど悪いことをしていたなんてあたしにはどうやっても想像がつかない。

みんなが調べものをしている間、あたしはシャーペンをくるくる回してリドを思っていた。