悪魔の封印を解いちゃったので、クールな幼なじみと同居します!

無理だ、どんなにあたしが日本人だとしても、この文章が日本語だとしても、この内容を読み取ることはあたしにはできない。

机に突っ伏したあたしを見てアキは「調べたいって言ったの佐奈じゃん」と冷ややかに言った。

「無理なものは無理なの!」

役立たず、本当に迷惑だ、とでも言いたそうな不機嫌なアキを見て、喧嘩が勃発しかねないと判断した美晴が「じゃあ、書記を任せるわ」と薄笑いをした。

あたしは「喜んで!」と元気よく返事をするとルーズリーフと愛用のシャーペンを取り出した。

「まず、分かっているのはこれだよね」

田辺くんが取り出したのはこの前3人で見ていた分厚い本。

『天宮の者、陣を用いて魔を封印す』と書かれたページをみんなに見せた。

それから次のページに書いてある昔の地図と現在の地図を持ち出して、封印されていたのが現在の小学校であることも示した。

「こんなものも置いてあるなんて」

アキは少し驚いたような表情をした。

「僕たちはこれらの資料から『天宮神社の人が悪魔を小学校に封印した』と解釈したんだ」

どう思う、と田辺くんはアキに尋ねた。アキは天宮神社の息子だ、田辺くんはそれを知って尋ねたのだろう。


「この前父親にも確認した。田辺が言っていることは間違いないよ」


それを聞いて、田辺くんは「本当にそうなんだ」とびっくりしていた。自分たちの母校に悪魔が封印されていたなんて、俄かには信じがたい事実だ。