「俺が、なに?」
「アキ!」
アキは席に座ると鞄から教科書を机の上に
アキと一緒に学校に来たけど、図書館に用事があるらしく別れたんだ。
「体調はどう?」
「もう大丈夫」
昨日はごめんね、と謝るアキに、体調不良は仕方がないわよ、と美晴は笑った。あたしのときとは大違い。
妬ましい視線を送っていると、「そうそう」と美晴が視線を戻した。
「謝るのなら、私じゃなくて田辺くんに謝りなさい」
それはもちろん、そうするつもりだけど。
なぜそれを改まって言うのだろう、と不思議に思いながら答えると、美晴は人差し指を立てながら言った。
「あのあと田辺くんが色々調べてくれたわ。そのお陰でたくさんのことが分かってね」
「えっ、田辺くんが!?」
田辺くんの方に目をやると、田辺くんは視線に気づいたのか読書から顔を上げてにこやかに手を振った。
「謝りにいこう」
言ってくるね、と美晴の元を去ろうとした時、担任が入ってきて「朝礼をはじめる」と声を張った。
「席につけー」
騒がしかったクラスメイトもバラバラと席に着く。
仕方がない、田辺くんは後で謝りに行こう。
学級委員が起立と言って、みんなが面倒くさそうに挨拶をすると、「朝礼の前に紹介したい人がいる」と担任は言った。
「入って」と廊下に向かって先生がいうと、クラス中の注目が注がれる。アキは不機嫌な顔でそっぽ向いていたけど。
「アキ!」
アキは席に座ると鞄から教科書を机の上に
アキと一緒に学校に来たけど、図書館に用事があるらしく別れたんだ。
「体調はどう?」
「もう大丈夫」
昨日はごめんね、と謝るアキに、体調不良は仕方がないわよ、と美晴は笑った。あたしのときとは大違い。
妬ましい視線を送っていると、「そうそう」と美晴が視線を戻した。
「謝るのなら、私じゃなくて田辺くんに謝りなさい」
それはもちろん、そうするつもりだけど。
なぜそれを改まって言うのだろう、と不思議に思いながら答えると、美晴は人差し指を立てながら言った。
「あのあと田辺くんが色々調べてくれたわ。そのお陰でたくさんのことが分かってね」
「えっ、田辺くんが!?」
田辺くんの方に目をやると、田辺くんは視線に気づいたのか読書から顔を上げてにこやかに手を振った。
「謝りにいこう」
言ってくるね、と美晴の元を去ろうとした時、担任が入ってきて「朝礼をはじめる」と声を張った。
「席につけー」
騒がしかったクラスメイトもバラバラと席に着く。
仕方がない、田辺くんは後で謝りに行こう。
学級委員が起立と言って、みんなが面倒くさそうに挨拶をすると、「朝礼の前に紹介したい人がいる」と担任は言った。
「入って」と廊下に向かって先生がいうと、クラス中の注目が注がれる。アキは不機嫌な顔でそっぽ向いていたけど。


