お前、俺に惚れてんだろ?

意気揚々とした先生のあとに、今から引き気味な生徒たちが続く。


「まっ、案外楽勝かもな」

「優馬っ。お前はサッカー部だからいいけどよー」


平気そうな顔の優馬くんの隣で、ナオトくんがうなだれている。


「…でも、登るしかないね」

「そうだね」


あたしとアミは顔を見合わせる。



初めは緩やかな上り坂で、変な虫を見つけたり、コース沿いに流れている川に目をやったりと、余裕だったけど…。